第一章
再会の予感


私は、あの日以来
レッスンがない日でも
毎日のように音楽教室に通った
毎日行けばいつかきっと会えると思っていたからだ
でもそれから11年と言う長い
年月がたったがあの日ピアノを
弾いていた男の子には一度も
あって居ない
私は、あの日男の子が弾いていた曲が
だいすきだから
毎日馬鹿みたいに
その曲を弾いていた・・・

すきすぎてその曲を
ピアノのコンクールの
自由曲にしたのだ。


ついにピアノ