「いいよ。抱きしめても」
急に抱き締めたい衝動に駆られて呟いた俺に、永遠は予想外な言葉をはいた。
「……永遠ってそんなキャラだっけ」
「え?なにが?」
「だから、そんな積極的だったっけ?」
まぁ、とんでもないことはよくするけど。
「……そんなに俺の事好きだったんだ」
「はっ?なんでそうなるのっ」
「間違ってねーだろ」
「なっ、」
永遠の言葉を聞かずに後ろから抱きしめる。
「永遠あったかい」
「…普通だよ」
そう言いながらもはにかむ永遠はやっぱり可愛い。
やわらかい風が頬をなでて流れていく。
ゆっくり、ゆっくり、優しい時間が過ぎていった。
なのに―――…何故だろう。
今日の俺、なんかおかしい。
幸せだと思いながらも、どこかで恐怖を感じてる。
抱き締めたい衝動に駆られたのだって、今抱き締めておかないと、ダメだと感じてしまったから。
“今”じゃないと、“次”なんてない気がした。
俺…どうしたんだろう。
この頃永遠が近くにいないことが多いから、不安になってんのかな…。

