俺は曖伊が好きやけど無理やりやったら意味ないって気づいたからお前と俺を犠牲に曖伊に幸せを与える。 いくらライバルやからって勝手にお前…李夜を巻き込んで本当に申し訳ない。 俺には… これしか思いつかんかってん。 『李夜、一応聞いとくけど曖伊の幸せかお前の命。失うならどっちがえぇ?』 李夜は何の躊躇いもなく真っ直ぐな目をしたまま言い放った。 『曖伊が幸せになるんなら俺は自分の命なんかいらねぇ。』