「だってさ、ちょっと近道して帰ろうと思ったら、あんたちが見えたから」 「だから、隠れて見てたんだ?」 眼鏡越しに拓真を睨んでも、全然気にする様子はない。 「仕方ないじゃん。お邪魔かなぁって、思ったから」 だからって、盗み見するなんて! 「私、帰るから…」