「分かった。分かったよ。その代わり、あんまり長くは待てないからな」 そう言うと、俊久くんは、私のおでこを軽く突いた。 ちょっと、ちょっと。 だいぶ、扱いが違うんですけど。 「じゃあな。オレ、ダチと約束あるんだ。今度は、一緒に帰ろうな」 「うん…。じゃあね」