「ふぅ…。」 私、日波さくらは息を吐く。 音楽室にはもうほとんどの受験生が集まっていた。 ざっと、160人くらいか… と アンニュイっぽく考える。 はぁ… あんまり自信ないな… 一応十分すぎるくらいの前歴はある。