杏音が倒れたあの日からずっと俺は杏音のそばにいた。 毎日毎日、病院で杏音が目を覚ますのを待った。 初めて会った杏音のお父さんとお母さん。 初めて見た娘の彼氏の俺に 「体壊すよわよ」 「ちょっとは休め」 優しい言葉をかけてくれた。