可愛いって言うな!! 短編



「もう一度言うけど、ボク蒼ちゃんのこと好きだよ」


「っ…オレも…多分…」


オレは雪の顔を見ずに言った。

「蒼ちゃん、ボクの顔見て言ってよ」


「うっ…オ…オレも好きだっ!!」


多分、これからもこいつに振り回されるだろう…。だけど、それも前より嫌じゃなくなるだろう…。


「隙あり♪」


チュッ


「なっ!雪てめぇ!!」


逃げる雪をオレは追いかける。

あいつ、オレが猫触ってるときにほっぺにキスしやがった!!


さっき言った前より嫌じゃなくなるってのは、多分に変わる!!


END