「送ってくれてありがとう」


「別に」



「瞬くん、ありがとうね」



「いいえ」



「じゃあ、明日、学校でね」


「ああ」



愛架と、愛架のお母さんは、家の中に入っていった。


もし、あの時、愛架のお母さんが、愛架の事を呼んでくれなかったら俺、愛架に告白してたんだよな。



危なかった。だってまだ、入学して2日しか経ってないのに…



愛架は俺の事、どう思ってんだろうな…



俺は1人、心の中で呟きながら、家に帰った。