「何が…?」 トシが言っている言葉が理解出来ないあたしは、今までの重いをぶつけた。 「彼女が居るのを知っていて、トシに近づいたのよ!」 「か、彼女?ってなんだよ??」 知っていて近づいたんだから、今更そんな態度取らないでよ… 「長年付き合ってる彼女と結婚するんでしょ?」 「えっ?俺は…サヤカと…」 真剣な顔をしたトシから目を逸らした。 「俺が結婚したいのは…サヤカなんだけど…」