「お!トシじゃねーか。」 「ジロー、久しぶりだな。」 この二人、本当に知り合いだったんだ… 「早く帰れよっ。今夜は特別冷えるらしいぞ!こんな所で揉めてないで、とりあえずは市川さん家行けば?」 コートの襟を立てて、帰って行った木村さん。 「コーヒーでも飲む?寒いしね…」 キッチンに向かったあたしの後ろからトシがついて来た。 「てか…俺達、何か誤解してねえか?」