甘いcaramel



「美空っ!!」


「え...?」


「式、始まるぞ!!」


「...もうそんな時間っ!?超やばいやん!!」


「お前なぁ...」


まあ...無理はないだろうな...


美空にとって航大は...唯一の家族だったから...


美空は...もう1人だし...


俺の1歩をスキップしながら体育館に向かう美空の後ろ姿は


前よりも成長した気がして


だけど、やっぱり子どもなのだろうか


「あぁっ!!やっと美空、見つけた!!」


高城達はもう整列してる


俺も自分の場所に立った


『えー、今日から君らは3年生だ。どんな道を進むのかはお前達次第だが、これから1年を楽しく過ごしなさい。思い出は、たくさん作っておきなさい』


校長の長い話


『田中航大君は、アメリカに発ってしまった。だけど、それは彼の決断なのだろう。だから我々は遠く離れていようと、ここから田中君を応援していよう』


あーあ...


そんなこと言ったら美空が泣くっつうの...