甘いcaramel



「居ねえよ、んなもん」


急に真顔になる颯太


「作んないの?」


「欲しくなったら作るよ」


あ、颯太って周りに女の子いっぱいだもんね~


羨ましいことにさ~


「あんま落ち込むんじゃねえからな」


「うっさいな~...」


やっぱり優しくあたしの頭を撫でてくれる


でもそれが心地よかったりして


「....」


頭からあたしの頬に手が降りてくる


颯太...?


寂しそうな颯太の表情


どんどん颯太の顔が近付いてくる


ちょっ、颯太っ...


そう言いたくても声が出ない