「葵、わしの会社が危ないと知っているだろう?」

「はい、知っておりました。」

前々から知っていたが・・・。

どうしたんだろう?

「そこでな・・・、お前には花岡さんのご子息と結婚してもらって

 わしの会社を助けてもらいたい。」

あたしは目を見開いた。

花岡さん・・・?

結婚・・・?