「やめてっ・・・、いや!」

背後に気配を感じた。

「てめぇら俺の女に何してんだ?」

昌はものすご低い声で言った。

「チッ、行くぞ、お前ら」

男達は去っていった。

「大丈夫か?」

優しい声で言ってくる昌。

怖かったんだよ・・・。

なのに、早く気づいてくれなかった。

涙が出た。