朝の6時30分…
メンバーは飛行機のビジネスに乗って
いた。
唯乃の右隣には機内食を食べている静
菜が居る、そして左隣には寝ている花
音が居る。
麻里は静菜の隣だが、トイレに行って
なかなか戻ってこない。

そして唯乃の前の席には神崎Pや、スタ
ッフさんが座っている。

「ねーねー唯乃っ!」

静菜が小さい声で話しかけてくる。

「何?」

「この機内食さぁ、超おいしいんだ
 けどぉぉ!
 寝ている花音のも食べちゃおうか
 なぁ…みたいな!」

静菜は機内食を完食していた。
ついさっき、空港で試食ばっかして
いたのだが…

「静菜の胃袋はどうなってんの?」

すると麻里が泣いて帰って来た。

「どうした麻里?」

麻里は泣きながら

「超絶おなか痛いよぉ」

と言った。

「誰でもいいからうちの機内食
 食べといてぇ…
 今食べれる状況じゃないぃ!」

静菜は喜んで

「はいはーい!」

と言った。要領のいい子だ。