ショートプログラム

『!!!』




わたしはアイツに抱きしめられた。





「俺は、小三からお前のこと好きだった。優しくて、思いやりがあって、元気で、でも、素直じゃないお前のことが。」






耳元でささやかれて、耳がくすぐったかった。






「でも今は。【愛してる】それしか思い当たらないんだ。」








わたしを離したアイツはわたしの冷えた手を握って、歩きだす。








「こうやって将来ずっと、お前のこと離さないようにつかみ続けるから。」









わたしはそっと、温かい手を握り返した。