可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編

「それはもちろん……。」


と、高瀬。


微笑む。


「お嬢様のお料理は、全て私がお作りして居りますよ?…約束しましたからね。」


フッと甦る、゛約束゛……。


高瀬。


覚えててくれたんだ……。


胸が熱くなる。


「…飲むわ。貸しなさい…っ」


あたしは、高瀬の腕を掴む。


「…そうですか?無理してまでは……。」


「良いからっ高瀬の料理もなにもかもっあたしだけのなのっ」