「…お側に居ります。いけませんか?」


高瀬が優しい瞳を向ける。


「執事の仕事は、お嬢様の傍に居て影に日向になる事ですから。」



そんなに優しい表情を向けられたら、ドキドキしない訳が無いじゃない。



「…じゃっじゃあ、高瀬も一緒に寝たら良いじゃないっ」


ポロリと言った台詞に、あたしも高瀬も目が点。


…になった。


「お嬢様…………。本気ですか?」