可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編

あたし。


キッと、高瀬を睨む。


桜宮のお嬢様なんだからねっ


「馬鹿にしないでよっ」



「ええ。馬鹿になど…。ですが我がお嬢様。普段の態度や行いが、いざというときに出てしまうものなのですよ?私は、お嬢様が悪く言われたりするのは、耐えられ無いのです。」


と、高瀬。


辛そうに、あたしを見る。



高瀬。


そんな瞳で、あたしを見ないでよ。



思わず、ドキン…。



胸が高鳴る。



高瀬。



眼鏡が似合う。


イケメンで、優しい。


あたしだけの執事…。