可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編

それからあたしは高瀬と一緒に、ダンスホールに向かった。



「良いですか?音楽を良く聞いて、男性である私に体を預けて下さい。」



「…分かってるわ。」


我ながら、なんて可愛くない返事。


高瀬が苦笑してる。


そして、ダンスホールに居た音楽教師達に目で頷いた。



ピアノやバイオリンなどの楽器で、ダンスの曲がスタートする。