可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編

それから、五分後。


あたしは、ソファに横になって居た。


「うえ…やっぱり。セロリ不味いっう…胃が気持ち悪いわ…っ」


スープの一気飲み、やっぱり。


気を付けなきゃ……。



「胃薬をお持ちしました。ですから、ご無理は為さらない様に。申しましたのに…。」


「煩い…っ。高瀬の料理だって知ったら、残せなかった。…っそれだけよっ」


ゴクリ。


薬を飲み込みながら、あたしは言った。