「告白じゃなかったぁぁ!?」
「明菜ちゃん、お茶吹かないでよぉ〜袖についた〜」
「すまんすまん」
翌日の昼休み、あたし達3人はいつものように弁当を囲む。
話題の中心はもちろん…
「それで〜?告白じゃなかったらなんだったの〜?」
「うん、あのね…」
***
昨日の放課後、あたしと龍太郎の間にはしばらくの沈黙が続いていた。
ついに告白されるんだ…!
どうしよう………!
なんて断れば……!!
あたしの頭の中をそんなことがぐるぐると駆け巡る。
頭パンクしそう…!
しばらくしてから、龍太郎がその沈黙を破った。
『実はな、好きなひとがいて…』
つばを飲み込み龍太郎の言葉をじっと待つ。
ごめん龍太郎、あたし…あんたのこと好きじゃな………
『百合ちゃん』
『…………へ??』