…仕方ない、か。 「ミナノ…ちょっと頑張ってくれよ」 私はミナノを抱きかかえるようにして 体を少し起こそうとした。 ギシ… 「ミナノ…?」 ミナノが、私の背中に手を回す。 「…おと…さ…」 「ん……どした…?」 「……おとぉ…さん…」 ……お父さん?