秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


ん? 蓮くん?

ハッと何かに気が付いたような顔であたしを見る。


「な…なに?」


「ああ、いや…あとでいいよ」


「そーお?」


ならまあ…ってことで、それからママとずーっとお話した。

満足して切った頃には、十分以上が経っていた。


「…んで? なあに蓮くん」


「ああ…。一昨日で思い出したんだけどさ、あのパーティーのときじゃない?」


「…………なにが?」


なんの話いきなり?

どしたの蓮くん。


「いや…あのときさ、真緒ちゃん気分悪くしたじゃない。それで…出席者の誰かが勘違いしたんじゃないの? ひょっとして」


「勘…違い」


「早めに手打ったほうがいいんじゃない?」


「そうしよう」


『はやっ』


だってねアッシュ、その通りなんだよ。

ある意味で確かな筋の情報ってことじゃない? 間違いだけどさ。

てことは、“確かな情報”として広まっていくってことじゃん。

やばいやばい。

犯行声明を出さねば!


「なにをしでかすつもりだお前は」


「……あれ。間違えた?」


「かなりね」


…うん、訂正するね。