ん? 蓮くん?
ハッと何かに気が付いたような顔であたしを見る。
「な…なに?」
「ああ、いや…あとでいいよ」
「そーお?」
ならまあ…ってことで、それからママとずーっとお話した。
満足して切った頃には、十分以上が経っていた。
「…んで? なあに蓮くん」
「ああ…。一昨日で思い出したんだけどさ、あのパーティーのときじゃない?」
「…………なにが?」
なんの話いきなり?
どしたの蓮くん。
「いや…あのときさ、真緒ちゃん気分悪くしたじゃない。それで…出席者の誰かが勘違いしたんじゃないの? ひょっとして」
「勘…違い」
「早めに手打ったほうがいいんじゃない?」
「そうしよう」
『はやっ』
だってねアッシュ、その通りなんだよ。
ある意味で確かな筋の情報ってことじゃない? 間違いだけどさ。
てことは、“確かな情報”として広まっていくってことじゃん。
やばいやばい。
犯行声明を出さねば!
「なにをしでかすつもりだお前は」
「……あれ。間違えた?」
「かなりね」
…うん、訂正するね。

