うちの系列の会社からの店だから、カード見せるだけでいいんだ。
「あ……。でもお兄ちゃんうさんくさいし、信じてもらえないかもね…」
「があん!?」
『ぷっ…』
『くくくっ…』
まあいいや。頑張ってってことで。
「じゃ、いってらっしゃーい。早くね❤」
「はい……」
お兄ちゃんは、とぼとぼと歩いて行った。
その背中を見送ると、くるんくるん回りながら部屋に戻った。
「あーおなかすいた」
「そういや俺ら朝も食ってへんわ」
あら、そうなの?
「じゃなに食べたい?」
「ピザ」
「ぴ……?」
え、今なんて…?
ぴ…ざ?
ぴざ? …なにそれ…?
思いっきり不審そうな眼を向けてしまった。
だって……それ、食べ物…?
「ぎゅうにゅう知らないくらいだもの…。ピザ知らなくたっておかしくないわよ」
「そうだね…」
「まるくって外側がかりっとしたあれやあれ! まんなかに色んなもん乗っかってるんやで」
「しらなーい」

