秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


うちの系列の会社からの店だから、カード見せるだけでいいんだ。


「あ……。でもお兄ちゃんうさんくさいし、信じてもらえないかもね…」


「があん!?」


『ぷっ…』


『くくくっ…』


まあいいや。頑張ってってことで。


「じゃ、いってらっしゃーい。早くね❤」


「はい……」


お兄ちゃんは、とぼとぼと歩いて行った。

その背中を見送ると、くるんくるん回りながら部屋に戻った。


「あーおなかすいた」


「そういや俺ら朝も食ってへんわ」


あら、そうなの?


「じゃなに食べたい?」


「ピザ」


「ぴ……?」


え、今なんて…?

ぴ…ざ?

ぴざ? …なにそれ…?


思いっきり不審そうな眼を向けてしまった。

だって……それ、食べ物…?


「ぎゅうにゅう知らないくらいだもの…。ピザ知らなくたっておかしくないわよ」


「そうだね…」


「まるくって外側がかりっとしたあれやあれ! まんなかに色んなもん乗っかってるんやで」


「しらなーい」