秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


……ああ、どうりで。

なんか胸があったかいなって思ったの。

じーんとしてるのかな…って。


…違うじゃーん。


かっくんの手がなんか、あたしの胸元をまさぐっているように見える。

気のせい? ううん。触られてる感覚もあるわ。

気のせいじゃない。気のせいなんかじゃないわ。


「…っあ…!?」


びくんっと体を震わせた。

なんかヘンな感じがする…?


「か、かっくん…?」


唇を離した瞬間に、思わす不安げに問いかけた。

かっくんはちゅっと額にキスをすると、そのまま…。


「んっ……あ…」


首筋にもキスを落とした。

なんだか怖くなって、ぎゅううっと強く肩にしがみつく。


「…って…」


「! あっ…ご、ごめんごめんごめん痛かった!? ごめんねつい…」


「ああ…いや、別に。俺が悪かった」


「で、でも…」


「いいから。…疲れたろ? もう寝ればいい」


かっくん…。

ど、どうしたの?


「かっくん…」


「一人で寝られるか?」


「えっ……う、うん…?」