秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


そうして自由な時間を過ごすこと二十分。


「そろそろ帰ろっか…」


お昼も近付いてきてお腹すいてきたし、いい加減琥珀達も飽きたみたいだし。

そう思って重い腰を上げた。


「こーはくーおいでー」


口元に手を当て呼びつけると、すぐさま反応して駆け寄ってきた。

なんて……なんて…!


「いい子なんでしょう…! 可愛い…!」


超素直!

誰かさんとは大違い! うん!


「…でなんで俺を見る」


偶然! そう、偶然よ…!


「梨音もおいでー」


ダメもとで呼んでみるも…やはりダメでした…。

あの子、名前を覚えてないわけじゃないんだけど…。

呼んだらとりあえず振り向くんだけど…。

なんかね…まおの言うこと聞いてくんないんだよね…。


「てなわけでバトンタッチ」


かっくんにね。もちろんね。


後は頼んだとばかりに肩に手を置くと、かっくんは梨音のほうを向いてちょいちょいと手招きをした。

人間の子じゃあるまいしそんなんで…といいかけたその時であったっ。


―すたたたたーっ



「来たし!?」


嘘でしょ!?Σ


「わんっ」