秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


しかしまあ。

りんりんの行動力の半端なさには驚いたけど、本当に父様のやつはダメダメだな。

セキュリティのチェックとか言って門あけっぱにしてる間に、こんなに勝手に入って来てるよ。


―コンコン


「失礼いたします。ピーチティーをお持ちしました」


「あ、坂本さんなんかね、こんなのが三つ増えたから……ってあれ?」


いちにーさんしーご……。

…なんで人数分あるの?

もしかして……この部屋に案内したのって…。


「はい❤わたくしでございます。あの……いけませんでしたか…?」


「あ…ううん……。仕事が早いね相変わらず…うん」


ていうか的確だね。

坂本さんに敵う人、きっと世界中探してもいないよ。野木さんくらいしか。

あ、お兄ちゃんは論外ね。


「それでは失礼いたします」


ぺこりとお辞儀をすると、早々に部屋を出ていった。


「きゃあ! び、びっくりした…。も、申し訳ございません旦那様。お怪我は…」


「ああ、いいのいいの。さかもっちゃんはしばらくお休み❤」


……ん"!? こ、この声は…。


―ばーんっ


「やっほーまおたーーん❤」


……なんでこう…いつもいつも。

この人は空気読めないのかな!


「父様こら!」


「まあ待てまあ待て。門が直ったんだい。それを知らせに…ん? おや、君達は」