「はい、ストーップ。あんた達どこ居てもそうなのねーったく…」
「お前もだよ」
「あら楓。また男前上げたわねぇ。腹の立つこと」
「あ?」
…あ、あれ。
おかしいな? しゅっちゃんと蓮くんの生霊まで出てきたよ?
しかもかっくんたら生霊と楽しそうにお話してるよ?
『あたしには楽しそうには見えないかも…』
『大丈夫だハディ。俺もだから』
『あら。ますます不安』
『なに!?』
後ろではリジュ達。
前ではりんりん(の生霊)達。
あたし、もうパニック。静かに。
「あの……悪霊退散屋さんってどうやったら来てくれるのかな?」
「呼んだって仕方ないわよ。(たぶん)人間だものあたし」
「そ、そおなの?」
ででででもさ。
ここはウィーン(のはず)であって。
りんりん達は日本にいる(はず)であって。
ここにいるのは激しくおかしいと思うの。
ね、かっくん?
「来たんだろ。またいきなり。…どうでもいいけど入んぞ。なんでこんなとこで立ち往生しなきゃなんねんだ」
はー……。来たんだ…。へえ…。
ふーん…。
「……えー…? なんで…?」

