『マヒロ? 今なんか……人がいなかった?』
『え? なにを言ってるのかなリジュちゃん。キミも疲れてるの? 大変だね。きっとストレスがたまってるんだね。幻が見えるなんて』
『えっ。幻? お、俺も見えちゃったよ!?』
『あらいやだ。アッシュまで? まあまあそれならみんなで病院に―』
―ぐゎちゃ
「ちょーっと真緒ー。なにやってるのよ? せっかく遊びに―……ってあら?」
ふびぇ!?
にゃ!? ひぇ!?
「ヘンな声出すなや」
きっ……!!
「きーーーやあーーーーー!?!?」
ででででで、出ーたぁーッ!
り、りんりんの生霊出た!
どうしよう! れ、霊媒師!? 悪霊退散屋さん!? 誰? 誰呼べばいいの!?
「悪霊退散屋さんってなによ。…てか人を悪霊扱いしない」
「きゃーっ! 喋ったー!」
腰に手を当ててずいっと詰め寄ってくるりんりんの生霊は、なんだか本物と同じくらい怖い!
「真緒ちゃんてば相変わらず面白いね。やっぱり、天然が服着て歩いてるようだよ」
「そう言うお前は、悪魔が人のカタチしとるみたいやけどな」
「ふん。お前は馬鹿を形どってるように見えるよ」
「なんやとコラ」
「反論できるものなら言ってみな」
「おー言ってやろうやないか! 大体お前は昔っからなァ…」

