秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


『マヒロ? 今なんか……人がいなかった?』


『え? なにを言ってるのかなリジュちゃん。キミも疲れてるの? 大変だね。きっとストレスがたまってるんだね。幻が見えるなんて』


『えっ。幻? お、俺も見えちゃったよ!?』


『あらいやだ。アッシュまで? まあまあそれならみんなで病院に―』


―ぐゎちゃ


「ちょーっと真緒ー。なにやってるのよ? せっかく遊びに―……ってあら?」


ふびぇ!?

にゃ!? ひぇ!?


「ヘンな声出すなや」


きっ……!!



「きーーーやあーーーーー!?!?」


ででででで、出ーたぁーッ!

り、りんりんの生霊出た!

どうしよう! れ、霊媒師!? 悪霊退散屋さん!? 誰? 誰呼べばいいの!?


「悪霊退散屋さんってなによ。…てか人を悪霊扱いしない」


「きゃーっ! 喋ったー!」


腰に手を当ててずいっと詰め寄ってくるりんりんの生霊は、なんだか本物と同じくらい怖い!


「真緒ちゃんてば相変わらず面白いね。やっぱり、天然が服着て歩いてるようだよ」


「そう言うお前は、悪魔が人のカタチしとるみたいやけどな」


「ふん。お前は馬鹿を形どってるように見えるよ」


「なんやとコラ」


「反論できるものなら言ってみな」


「おー言ってやろうやないか! 大体お前は昔っからなァ…」