秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


るんるんと浮かれながら部屋に向かう。


「お前あんま飛び跳ねんなよ」


「は~~~い」


「ったく…」


心配しなくてもあたし疲れやすいからさ、ここんとこ。

そんなにおおはしゃぎできませんて。

練習のしすぎかな…休まないと。


「さーかもーとさんっ。おやつちょーおだい❤」


「あらお嬢様。練習は終わりで? 本日はフルーツのパウンドケーキが焼けておりますよ」


「きゃあすてき❤」


途中厨房に顔を出しておやつをねだると、焼きたてのパウンドケーキが出てきた。

なんでもあるなーここって…。


「ありがとう。ピーチティー入れてね」


「はい。かしこまりました」


一切れつまみ食いしながら、先に戻ってることにした。


「かっくんいる? フルーツの甘味で美味しいよ」


「いる」


「はい」


ひょっと差し出すと、少し前かがみになってぱくっとかじった。


「美味しいでしょ」


「うん」


ほーらね?

坂本さんお料理すっごく上手なんだから。

二十何歳かなのにすごいよね!

あたしなんてほら、しかくいの一つ作れないのに!


「だから三角だっつーのに。いい加減覚えろよ」