秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


―――……


あれから二ヶ月が経った。

もう十二月。すっかり寒い。

そろそろクリスマスシーズンだから、みんな浮き足立ってる。


あたしの公演も発表されたんだよ。

今度はカメラOK。

もう覚悟したよー。だっていい案思いつかなかったんだもんっ。


「おいまお、聴いてるか?」


「あ、うん」


やる曲も当然決まってる。

かっくんの言った通り童謡を一つ選んで、星に願いをを入れてみた。

オルゴールによくあるやつで、すごいいいよね。

あとはねー適当。ぶっちゃけ適当。


今も、かっくんのCD代わりの演奏を聴いてる。


「ん…。ね、そこもうちょっとゆっくりのほうがよくない?」


「んー? …ああ…そうだな。書いとくか…」


あたしだってずっと目をハートにして聴いてるだけじゃないんだよ。

ちゃんと“音”を聴いてるもん!


「じゃあお前の思う通りに…」


「やってみます❤」


もうそれ聞き飽きたよー。

毎日言うんだもんねかっくんたら。


にこっと笑いかけて、立ち上がった。


「てってれてれって~♪」


「なんだその鼻歌は」


「即興」


「……」