秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


「…だだだだってそうなんだもの! 大袈裟なくらいに、指紋認証だ静脈認証だ声紋認証だと色んなもん付けるくらいだよ? 門あけっぱにしてたら大目玉っ」


「門が…開けっ放しに?」


「そーだよ。さっき閉め忘れたんじゃないの? あれが来たときに」


「いえ、そんなはずはございません! あれを追い返し……あ、い、いえ。お客様がお帰りになるのを見届け、確かに門は閉めました」


えー?

閉めた?


『……みんなどおやって入ってきたの?』


『だからぁ、門開いてたんだって。なあシュン』


『あー…そうだったかも』


『そうなのよ。全開だったわよ』


ぜ、全開…ですとな…?

ま、ますますあり得ん!

なんてことでしょう!

父様いなくてよかった!


「私がなんだって?」


「うきゃあ!?」


そそそそういえばいたんだっけ!?

仕事でここにいたんだっけ!?


「ああ、そうだ。忘れていたが…機械チェックのため、門が今無防備になっている。気を付けたまえ。なんなら警備員をつけようか?」


「……は?」


い、今……なんと…?

なんと仰いました…?


「も、門開けてたの……あんた?」


「あんたとはなんだ! おとおさんに向かって!」


……無駄!! この数分、超無駄!!