秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


『だって妹欲しかったんだもの』


『いもおと…』


妹か…あたし妹か…。

まあでもリジュは本当にお姉さんみたいだし、いいけどね。


『んじゃーお先』


『はーい。また明日ね』


『うん。ばいばいアッシュ』


『おー』


「気ィ付けろよ」


「はーい」


まだ楽器の片づけをしてるみんなに手を振って、一足先に建物を出た。


「寒いし…」


十月も近いし、夜は冷えるよねー…。


ぶるっと体を震わせて足を進めたときだった。



―ふわっ…



「え?」


バサッと背中に何かがかかった。

ふと見ると、なにやら見覚えのある……コート?


「えっ…」


これ……!


バッと勢いよく振り返った先にいたのは…。


「…かっくん…!」


「ただいま」


「かっくん!!」