秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


―かっくん不在、六日目。


「もう! いつ帰ってくるのかっくんたら!」


ところ、レッスン室。


『まあまあ落ち着いて、マヒロ』


『だって!』


『一週間かかるかもってことは分かってたんでしょ?』


『そうだけどさー…』


実際こんなにかかることはまずないと踏んでたんだもの。

だって仕事自体は一日で終わるはずなんだよ?

またあいつが…ドラ息子が何か余計なことしでかしてくれたんだろうか。

行いが悪いとそう思われても仕方ないよねー…。


『しかしどうして連絡がないわけ?』


『かっくんの携帯ならここにありますが』


『はあ!? なんで!』


置いてったんだよあの人わざと。

なんかドラ息子対策だとは言ってたけどねぇ…。

どういうことかはわからない。


『さあみんな、今日はもう終わりだ。早く帰らないと暗くなってしまったぞ』


「あ、ホントだ…」


どうしよう…。

今日野木さんは車の整備で来れないのに。

あーあもう。


『大丈夫マヒロ。一緒に帰ろうか?』


『いいよそんなの』


『でもマヒロはあたしより一つ下❤』


『なんで嬉しそうなの』