―かっくん不在、六日目。
「もう! いつ帰ってくるのかっくんたら!」
ところ、レッスン室。
『まあまあ落ち着いて、マヒロ』
『だって!』
『一週間かかるかもってことは分かってたんでしょ?』
『そうだけどさー…』
実際こんなにかかることはまずないと踏んでたんだもの。
だって仕事自体は一日で終わるはずなんだよ?
またあいつが…ドラ息子が何か余計なことしでかしてくれたんだろうか。
行いが悪いとそう思われても仕方ないよねー…。
『しかしどうして連絡がないわけ?』
『かっくんの携帯ならここにありますが』
『はあ!? なんで!』
置いてったんだよあの人わざと。
なんかドラ息子対策だとは言ってたけどねぇ…。
どういうことかはわからない。
『さあみんな、今日はもう終わりだ。早く帰らないと暗くなってしまったぞ』
「あ、ホントだ…」
どうしよう…。
今日野木さんは車の整備で来れないのに。
あーあもう。
『大丈夫マヒロ。一緒に帰ろうか?』
『いいよそんなの』
『でもマヒロはあたしより一つ下❤』
『なんで嬉しそうなの』

