―かっくん不在、二日目。
学習したあたしは、学習した偉いあたしは、学習した天才的なあたしは、今日は校門前で降りることなく少し手前で降ろしてもらって歩くことにした。
凄いいい案だと思ったの。
よくよく考えたらそこまで意味はなさそうなんだけど、そのときはすっごいいい案だなって思ったの。
だけどね?
『マヒロちゃーん!』
『え!? マヒロちゃん? 藤峰真裕!?』
『うそ、どこ!』
『きゃーほんとだ!』
「え"」
…うん、逆効果。
生徒以外の人に囲まれる方が多かったかな。
あたしってほんとはすんごいバカかもしれない…。
とほほと涙を呑んだ。
―かっくん不在、三日目。
今度こそは…! と、いつもより三十分も早く家を出てみた。
すっごい頑張ったんだよっ。
早起きしたんだからね!
早めに行って学校内に入ってみたら、まあいるわいるわ…。
なんでみんなそんな早いの?
何しに来てんのこの人達!
『あれ、マヒロ早いじゃん』
『あ、アッシュ~!』
な、なんかアッシュが救いの神に見えてきた…!
思い込みってすごいね…!
『それ何気に失礼じゃね!?』
ううんそんなことないっ。

