秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


かっくんのことばかりずっと考えていたら、すぐに学校についてしまった。

…この分じゃ、一週間なんてほんとあっという間かもしれない。


『あ、おはよーマヒ…』


『マヒロちゃんだわーっ!』

『サインちょおだいっ』

『写真撮らせて!?』

『ミスターホシノはいずこに!』


「わあ」


ハディがおはようって…。

おはようって言ってくれてたのに…。

なのにその後ろからひゅって!

この集団が!


『やだぁ可愛い❤』

『本物超可愛い!』

『実在したんだ…!』


“実在したんだ”!?

みなさんあたしをなんだと思ってるのかしら…!?


『写真撮ってもいい?』

『これ、記念に…』


決してみんな、あたしの半径一メートル以内には入ろうとせず。

だけど四方八方を囲まれた。


この人達もしかしてかっくんに遠慮してたのかしら…!?

だって昨日はここまでじゃなかったじゃん!

そうだよね、あの人なんか威圧感あるもんね…!?


『ま、マヒロ大丈夫ー!?』


おろおろしていると、リジュの焦った声が遠くから聞こえた。

大丈夫と言いたいところだったけど、抜け出せそうにない以上大丈夫とは言い難かった。