かっくんのことばかりずっと考えていたら、すぐに学校についてしまった。
…この分じゃ、一週間なんてほんとあっという間かもしれない。
『あ、おはよーマヒ…』
『マヒロちゃんだわーっ!』
『サインちょおだいっ』
『写真撮らせて!?』
『ミスターホシノはいずこに!』
「わあ」
ハディがおはようって…。
おはようって言ってくれてたのに…。
なのにその後ろからひゅって!
この集団が!
『やだぁ可愛い❤』
『本物超可愛い!』
『実在したんだ…!』
“実在したんだ”!?
みなさんあたしをなんだと思ってるのかしら…!?
『写真撮ってもいい?』
『これ、記念に…』
決してみんな、あたしの半径一メートル以内には入ろうとせず。
だけど四方八方を囲まれた。
この人達もしかしてかっくんに遠慮してたのかしら…!?
だって昨日はここまでじゃなかったじゃん!
そうだよね、あの人なんか威圧感あるもんね…!?
『ま、マヒロ大丈夫ー!?』
おろおろしていると、リジュの焦った声が遠くから聞こえた。
大丈夫と言いたいところだったけど、抜け出せそうにない以上大丈夫とは言い難かった。

