秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


心底驚いている様子のお兄ちゃん…もとい神崎に、あたしは次々とまくし立てた。


「仕事はちゃんとこなすッ! これ鉄則!」


「は、はあ…心得ておるつもりですが…」


「心得るだけじゃ意味ねーのよ! 一番大事なとこおろそかにしちまいやがって…」


「い、一番大事なとこ……と申しますと…?」


ほんっきで分かってない!

え? これ馬鹿なの? それともマジなの?


「セキュリティ甘くしてたらダメでしょ! そんなことしたら…!」


そんなことしたら大変なことに…!


『そ、そおだわよね。どろぼーに入られちゃうものね』

『こんな豪邸入らないやついないだろー!』


みんな、あとを追ってきたみたい。

口々に頷く。

…うん。まあそれもあるのかもしれないけど。


「…そんなことしたら、あたしが父様に怒られるんだからねっっ!!」


「……」

「……」

『……』

『……』

『……』

『……』


…なに。

ちょ、なによ。

なんでみんなしてあたしを見るわけ?


『そこじゃねーだろ』


わあ。総突っ込みされた。