『…と、とりあえずいってらっしゃい…』
『そ、そうね。また明日メイリー』
『バァイ』
『? ねえねえなあに? ねえったらぁ』
みんなったらもう。
ひたすら首かしげて考え込むハディもハディだけど、あからさまにじろじろあたしを見るアッシュもアッシュだと思うな?
メイリーに手を振ってから、歩くこと五分。
「……まだかな」
ぼそっと呟いたのがハディにも聞こえたようだった。
『半分ほどしか進んでないわよ』
『バイオリン重いよ』
『マヒロも置いとけばいいのに』
『ダメだよ今これしかないんだから』
『そういえばガルネリどこいったんだろうね…』
『うん…』
先生のなのに…。
どうしてだろう? どうして先生のバイオリンばっかり…。
本当に、同じ人が故意にやったように思えてならない。
でもだとしたら…なんで?
それにそれ以来アクションがないのも気になる。
もうパタッと途絶えてるもん。
なんか……いい予感はしないよね…。
悶々と考えてるうちに、なんか着いてたみたい。
『ほら、あっという間でしょ?』
『ホントだ』
…ってまあ、シュンがバイオリン持ってくれたから…えへへ…。
「ありがと。ごめんね」

