なんかもう、色んな意味で衝撃を受けるあたし。
そうしているうちにかっくんはさっさと車に乗り込んでしまった。
「いってらっしゃい…」
「ああうん」
ぽけーっと放心状態のまま言うと、そっけない返事をして行っちゃった。
…行っちゃった…。
「……行っちゃったよかっくんが行っちゃったよー!」
『ああもういきなり泣かないのっ。早く行って、音楽して忘れちゃいなさい』
メイリーがあたしの頭を撫でながら言った。
『そうね。じゃあ行こうマヒロ』
ハディが手を握りながら言って、すたすたと歩きだした。
『…? 歩いて行くの?』
『そうよ』
『……そんなに近いの?』
『うーん…まあ十分ってとこかしらね』
『は!? それ歩く距離!?』
『え!? 歩くっしょ!』
『え、そうなの?』
『……』
『……』
『……』
『……』
「……」
え、なんで黙るの…?
シュンまで? シュンまで黙る? …あ、てか最初から喋ってないねあの人。

