のんきに思い出している間にも、気付く人は増えてくる。
あたしなんかにそんなに興味持つなんて……ヒマなのかなみんな、相当。
『だとしたら世界中暇人だらけだわよ!?』
リジュの突っ込みも無視して、『マヒロちゃあん❤』と寄ってくる女の子や、どさくさに紛れてる男の子達を…。
『!!』
キッと睨みつけた。
『ご……ごめんなさい…』
するとまあ、面白いくらいにぞろぞろと引いて行く人の波、波、波。
逆にどれだけ集まってたの?
『藤峰の眼光…』
『これこそまさに“睨み”だわね』
『いや、なにか違う気もする』
またもこそこそと頭をくっつけあう三人の下から潜り込み、真ん中からひょこっと顔を出して「なになにー?」と言ってみると。
『うおわ!?』
『どっから出てきてるの!?』
『びっくりしたぁ!』
…と、散々驚かれた。
みんな三歩ずつくらい後ずさってるよ。
『おい行くぜ。さっきのでだいぶ自粛しただろ。…お前ちっせぇのにすげぇなあ』
「かっくんちっせえって言われたあ!」
「事実…」
「なに?」
「…いや」
ふうんあっそう。
事実とか言ってたらつねっちゃおうかと思ったよ。
よかったよかった❤

