秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


「その場合リジュじゃなく俺に許可とれよ」


「許可してくれないくせに」


「当たり前だ」


「……」


「……」


…なら言うなよ。

許可とれって言うなよ。許可しないくせにさ。


『しかし授業始まるから行かないわけにはいかないしねぇ…』


『てか隠れなくなっていいじゃん。悪いことしてないのに』


『でもめんどくさいじゃない』


『そこはほら…権力(チカラ)を振りかざして…』


『アホか!!』


冗談よ。

こればっかりは冗談よ。

そんなのあたし、一番嫌いだもん。


『ちょっと待て。こればっかりはて…。他に何か企んでたの!?』


『なによーいちいち細かいなアッシュったら。そんなんじゃモテないぞ』


『モテない!? そっ…! それは人生における最大のピンチだぞ…!?』


そんなことはないと思うけどねぇ。

てかもともとこの性格、モテなそうだけど。


「ね、かっくん。今日ケインのとこにも一人で行かなきゃならないの?」


「そうだな…さすがに夕方までには発ってないと」


「そっかぁ…」


わ~ん寂しい!

あのパリでの夏休みの時以外、かっくんと会わない日なんてなかったのに…。