不安げに瞳を揺らすあたしを抱きかかえてベッドに向かう。
なんとなく見上げると、瞼にキスをされた。
どさっと降ろされたかと思うと、かっくんもすぐにベッドに腰掛ける。
「今ちょっと…雑だったんじゃ…?」
「そんなことはねぇ」
「そ、そう…」
またえらくきっぱりと言い切りましたね…。
なんかそんな気してきたよ。
明らか雑だったのに、そうでもなかったような気がしてきた。
自信……って、すごいね。
妙なことに感心していたあたしだったけど、息も忘れるくらいに熱っぽいキスに、一気に気を取られた。
「っふ…ん…」
受けるのが精一杯。
だけど背中がなんだかむずがゆかった。
「っあ…ん…」
そんなキスをしながら、かっくんの手があたしの体を滑り出し、また背中のへんがむずがゆくなった。
「かっく…ん…」
「俺を…信じろ。怖いことはしない」
「う、ん…」
そう言ったかっくんの艶っぽい瞳に、無意識のうちに頷いていた。
「背中のへんがむずがゆい」
「背中のへんがむずがゆい…?」
オウム返し…?
ちらっとでもそんなことを気にする余裕があったのはその時まで。
あたしはこの日、体中にかっくんの愛を感じた。

