秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


不安げに瞳を揺らすあたしを抱きかかえてベッドに向かう。

なんとなく見上げると、瞼にキスをされた。


どさっと降ろされたかと思うと、かっくんもすぐにベッドに腰掛ける。


「今ちょっと…雑だったんじゃ…?」


「そんなことはねぇ」


「そ、そう…」


またえらくきっぱりと言い切りましたね…。

なんかそんな気してきたよ。

明らか雑だったのに、そうでもなかったような気がしてきた。

自信……って、すごいね。


妙なことに感心していたあたしだったけど、息も忘れるくらいに熱っぽいキスに、一気に気を取られた。


「っふ…ん…」


受けるのが精一杯。

だけど背中がなんだかむずがゆかった。



「っあ…ん…」


そんなキスをしながら、かっくんの手があたしの体を滑り出し、また背中のへんがむずがゆくなった。


「かっく…ん…」


「俺を…信じろ。怖いことはしない」


「う、ん…」


そう言ったかっくんの艶っぽい瞳に、無意識のうちに頷いていた。


「背中のへんがむずがゆい」


「背中のへんがむずがゆい…?」


オウム返し…?


ちらっとでもそんなことを気にする余裕があったのはその時まで。

あたしはこの日、体中にかっくんの愛を感じた。