あたしの体を抱えなおして、髪の毛を触りながら労うように言ってくれるかっくん。
心地いい声が一気に眠気を誘う。
「最高だった」
「そーお?」
「ああ…。俺が惚れた“藤峰真裕”だったよ」
「“あたし”んことは? 好きじゃないの?」
「……好きだよ。全部含めてな」
「そっか…」
なんかくすぐったいな。
かっくんにハッキリ好きって言われたのって、最初の時以来かも。
だってほら…照れ屋さんだし? ふふふっ。むふふふふっ。
「うふっ。かっくんかわいいなあ」
「はあ?」
「そんなとこも大好き」
「……意味分かんねぇ」
やっぱり照れ屋さんだ。
そんなこと言って、本当はただの照れ隠しでしょ。
「んっ…ん…」
…キスだって…照れ隠しだ。
「っあ…」
体を撫でられて思わず声が出た。
なぜだか急に心臓が高鳴り出す。
「かっくん…」
「大丈夫だ…」
「……うん」
よくは…分からなかったけど。
かっくんに身を委ねた。

