秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


あたしの体を抱えなおして、髪の毛を触りながら労うように言ってくれるかっくん。

心地いい声が一気に眠気を誘う。


「最高だった」


「そーお?」


「ああ…。俺が惚れた“藤峰真裕”だったよ」


「“あたし”んことは? 好きじゃないの?」


「……好きだよ。全部含めてな」


「そっか…」


なんかくすぐったいな。

かっくんにハッキリ好きって言われたのって、最初の時以来かも。

だってほら…照れ屋さんだし? ふふふっ。むふふふふっ。


「うふっ。かっくんかわいいなあ」


「はあ?」


「そんなとこも大好き」


「……意味分かんねぇ」


やっぱり照れ屋さんだ。

そんなこと言って、本当はただの照れ隠しでしょ。


「んっ…ん…」


…キスだって…照れ隠しだ。


「っあ…」


体を撫でられて思わず声が出た。

なぜだか急に心臓が高鳴り出す。


「かっくん…」


「大丈夫だ…」


「……うん」


よくは…分からなかったけど。

かっくんに身を委ねた。