秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*



…結局この日はロクに話にもならず、解決しないまま授業は始まった。

今日からの新任の先生がなんか興奮してて、まともな授業じゃなかったけどね。



―リーンゴーン…リーンゴーン



『しかしまあ、あの先生にも困ったものよね』


『なんでもマヒロの大ファンだったって言うし』


『そりゃあ感激でしょうねぇ…』


ハディ、メイリー、リジュが、頬に手を当ててしみじみと語り合う。

その後ろで…。


『なー今日これで終わりだろ? ケインとこ行くまで遊ぼうよ~マヒロ~』


『てめぇコラいい度胸だな』


『ハッ…!? なっ、ななななんのことかな!? おおお俺っ、マヒロを誘ってなんか…っないぞ!?』


その後ろでは、アッシュがかっくんに睨まれていた。

シュンはおかしそうにそれを見ている。


……てかさ。


「なに!? これ!?」


なにこのアバウトさ…。


「え? なんなの? なんですかSPですかみなさん。お久しぶりですねSP。何年振り? 六年振り?」


『え、SPついたことあるの!?』


『どこまでお嬢様…?』


『そりゃおめェ……果てしなくだろ』


あたし今、みんなに四方八方囲まれてる。

そう。それはまるでSPに警護される要人のよう。


『だってまた襲われたら大変じゃない?』


『いや、だからと言って…』