…結局この日はロクに話にもならず、解決しないまま授業は始まった。
今日からの新任の先生がなんか興奮してて、まともな授業じゃなかったけどね。
―リーンゴーン…リーンゴーン
『しかしまあ、あの先生にも困ったものよね』
『なんでもマヒロの大ファンだったって言うし』
『そりゃあ感激でしょうねぇ…』
ハディ、メイリー、リジュが、頬に手を当ててしみじみと語り合う。
その後ろで…。
『なー今日これで終わりだろ? ケインとこ行くまで遊ぼうよ~マヒロ~』
『てめぇコラいい度胸だな』
『ハッ…!? なっ、ななななんのことかな!? おおお俺っ、マヒロを誘ってなんか…っないぞ!?』
その後ろでは、アッシュがかっくんに睨まれていた。
シュンはおかしそうにそれを見ている。
……てかさ。
「なに!? これ!?」
なにこのアバウトさ…。
「え? なんなの? なんですかSPですかみなさん。お久しぶりですねSP。何年振り? 六年振り?」
『え、SPついたことあるの!?』
『どこまでお嬢様…?』
『そりゃおめェ……果てしなくだろ』
あたし今、みんなに四方八方囲まれてる。
そう。それはまるでSPに警護される要人のよう。
『だってまた襲われたら大変じゃない?』
『いや、だからと言って…』

