秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


「だから…! あたしはね、えっと…えーっとこないだ……いくつになったんだっけ?」


「十八」


「そう、十八! 十八なんだよ!」


「どこが?」


「体全体」


「中身は…五歳か」


「なんと!?」


中身が五歳!?

え、この人どこまで馬鹿にしてんの? どっからどこまで馬鹿にすれば気が済むのかな?


「親切心だバーカ」


「どこが? どのへんがどのくらい親切心? え、てか親切って言葉の意味お分かり?」


「事実に気付かせてやった」


なにそれ新事実発覚!?

いやいやいや。

そんな事実存在しませんて。


「いや、つーかもういいから早く行くぞ」


「だってかっくん、あいつ一ミリたりとも変わってないお? なんでああも失礼なのかな。おんなじ失礼でも、愛❤があるかっくんのがマシじゃない?」


「ちょっと待て。俺は失礼言った覚えはねぇぞ」


「自覚なし…!? てことは本気!? 色々本気で言ってるってこと…!?」


つまりは愛❤もなしってことかな?

あれれ? おっかしいなー。

あたし達ー、超ラブラブの新婚カップルって設定じゃない?

そういう感じじゃない今ちょうど?

いいのかな。今こんなで大丈夫かなこの先?


両手でバイオリンを抱えてちょこちょこ歩きながら、「ねぇ、ねぇちょっと」と問い詰めた。

…ことごとくスルーされましたけども?