「おいおい君達、私を無視するでない。言っておくがまおや、今はもう十一時だ。楓くんが起きてても当たり前だい」
「え? そなの?」
い、いつの間に!
昨日は早く寝たのに…。
おっかしいなぁ。
「むふ❤きっと夜な夜な(ピー)で(ピー)が(ピー)だったんだね❤」
「?」
「いくらあなたでも容赦しねっすよ」
「…冗談だい」
で。
娘(とその夫)の部屋に朝から乱入してくるその理由とはいかに?
「ああ、そうだ。お前に客が来ておるぞ」
「客ぅ?」
誰?
あ…もしかしてメイリー達とか!
そういえばこないだ、遊びに来たいって言ってたっけ。
そう思って、ちゃっちゃと着替えてさっさと出ていった自分を……数分後のあたしは、一発蹴り倒しときたい。
「やあ真裕さん」
「……」
なんだろ。
今ものすごーく…。
夢幻だったらいいのになって思う。
「あ、ちょっと…どこに行くんだい?」
「坂本さーん。坂本さんどこ? 野木さーん! お兄ちゃん?」
もうっ。なんでみんないないの?

