秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*



「ほあー…涼しい…❤」


車の中。

冷房効いてて涼しいよ…!


「うふふふふ…❤」


気持ち悪く笑いながら、のたーっとかっくんのほうに倒れ込んだ。


「かっくん」


「ん?」


「しゅきっ❤」


むっぎゅ~っと絞めるように抱きついたら、「う"…」と苦しそうな声が聞こえた気がしたけど、聞かなかったことっ。


「殺す気かお前…っ」


「あーんっ」


ダメでした…。

ぐいっと引っぺがされてしまいました…。


「…ちょっとした冗談なのに」


「どこが」


いじけてみせるあたしにずばっと言うと、今度はかっくんがあたしを抱き抱えた。


「ん…」


「俺はこっちのほうがいい」


「なんで?」


「……なんでも」


なにがあったんだい。

その若干長い間のあいだに、なにがあったんだい。


『お嬢様、そろそろです』


「あらそう?」