秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


――真裕サイド――


…あれから二週間。

こっちの学校では、もう夏休みは終わり。

今日から学校が始まる。


「あーづーいー…」


「おらしゃんとしろ。遅刻すんぞ」


「う"えー…あづいー…」


りんりん達は、とても名残惜しそうに昨日帰った。


『学校なのね…学校なのね…。仕方ないわ…』

『楓。頑張れや』

『オロすぞコラ』

『はは。まあ頑張って』

『てめェコラ』


…って。

それにしてもなにを頑張るんだろうねかっくん。


「おい真裕」


「はーい…。……てかさ、このくそ暑いときに限ってなんで空調機が壊れるわけ? どうして予備のエアコンの一つ二つついてないわけ? 誰よここ設計したの。…父様? そういえば父様だったわ。ツメがあめーのよ」


一気にまくしたてながら、汗でまとわりつくTシャツをぽいっと投げた。


「車と学校は涼しいだろ。急ぎな」


「わっ❤そうだね!」


なんか…!

一気に涼しくなったかも…!


パパパパパッとノースリーブのワンピを着こみ、バイオリンを背負ってかっくんの腕に絡みついた。

こればっかりは暑くないの。

てかぶっちゃけ暑くても寒くても、しないわけにはいかない…!


「いってきまーす」


「いってらっしゃいませ」